ソーラーシェアリング

ソーラーシェアリング®という
新しい農業スタイル

当社は耕作放棄地などの低利用農地上に太陽光パネルを設置して太陽光発電を行うという新しい農業の仕組み(スタイル)を考案、普及させる努力をしています。
農業人口の減少により耕作放棄地は年々増加、食糧自給率の低下に繋がり、里山の豊かな自然も失われ続けています。
背景には農業収入だけでは生活が不安定な為、仕事を求める若者が農業を止め都会に移っていく事(農業従事者の減少)があります
そこで当社は農地の多重活用をする事によって収入を増やし、生活を安定させる。加えて脱炭素エネルギー活動に貢献でき、いざという時の自家用エネルギー資源にもなるSS事業を実施し、地方と農業の再生を目指すことにしました。

新しいソーラーシェアリング®農業の仕組み

① 低利用農地の有効活用
低利用の農地上に太陽光パネルを設置して太陽光発電を行います。スリット式発電設備では下の農地用の採光もできます。
下の農地には果樹やお茶、薬用植物等を植え、無農薬で栽培します。
アニマルウェルフェアの考え方に基づく自然放牧型養鶏をそこで行い、葉に付く虫を駆除します。
同じ農地で発電と農業、畜産を多重に行う事により、土地の生産性を上げます。
② 発電スポットとしてのSS
発電した電気を蓄電する事により、電気自動車の給電に使ったり、農業用電力資源として随時使用可能になります。
又自然災害時には電力供給のバックアップとしての利用もできます。
SS事業者が増えた地域では、独立した地域電力インフラの構築が可能になります。
③ 農作物の自家消費・販売
体に優しい無農薬栽野菜や自然放牧卵を自家消費はもちろん、販売する事もできます。

環境にも動物にも優しいSS事業への参画はSDGsへの取り組みの一環となります。
コロナ禍の経験から働き方への変化が始まり、地方への人口分散が始まっています。
SS事業者になればエネルギーの分散化にも貢献できます。

「ソーラーシェアリング®」 の
普及・発展のための"育てる会"

日本各地に約40万haもあると言われている耕作放置地を有効利用することを目指してはじまった「ソーラーシェアリング®」。この新技術を、皆様に適切に利用していただき、日本全国に普及させ、わが国の農業・畜産業及び太陽光発電の両立、発展に貢献したい。そんな思いから、この度、当社の管理の下、「ソーラーシェアリング®を育てる会」を発足させる運びとなりました。

「ソーラーシェアリング を育てる会」の仕組み

1)ソーラーシェアリング®技術の適切な利用を促進
  • ア 知的財産(技術・ブランド)管理
  • イ ソーラーシェアリング®技術の指導・サポート
2)ソーラーシェアリング®技術の普及・発展
  • ア ソーラーシェアリング®実施現場におけるセミナー・相談会の実施
  • イ 展示会等への出展、マスコミ対応
  • ウ ソーラーシェアリング®技術にかかる勉強会(不定期開催)
セミナー(予定)
  • ソーラーシェアリング®設置現場における見学会を実施。
  • スタッフが見学者にソーラーシェアリング®技術をご説明。
  • 現地では相談会も実施予定。
PR活動(予定)
  • 展示会等に積極的に参加し、ソーラーシェアリング®をPR。
  • 新聞、Webページ等に積極的に発表し、ソーラーシェアリング®をPR。
勉強会(予定)
  • 全国各地でのソーラーシェアリング®技術の実施状況を報告する等により、勉強会を開催予定(不定期)。